2025年3月28日に、食品表示のルールがいくつか新しくかわりました。
消費者への情報提供と食品の安全性確保を目的とし、
特に栄養成分表示や添加物表示に関する規制が強化されています。
項目ごとに施行時期と詳細を紹介します。
アレルゲン表示の改正
施行時期:2025年4月1日から義務表示
経過措置:2025年3月31日までに製造された商品は旧表示も可
内容:特定原材料に「くるみ」が追加され、名称の統一・表記方法が整理されました。くるみによるアレルギー症例(発症例)が増加しており、重要なアレルゲンであるにもかかわらず表示が任意だと、安全を求める消費者にとってリスクが残るため、義務化に格上げされました。
栄養成分表示の見直し
施行時期:2025年3月28日施行
経過措置:基準値に関する部分は2030年3月31日まで、その他は2032年3月31日まで旧表示も可。
内容:厚生労働省が「日本人の食事摂取基準(2025年版)」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/syokuji_kijyun.htmlを改定しました。これは5年ごとに見直される国の栄養基準で、最新の科学的知見・国民の健康課題・ライフスタイルの変化を反映したものです。この改定を受けて、 食品表示で使う栄養成分表示基準値も新しい基準(=2025年版の数値)に合わせて更新されました。
添加物表示の改正
施行時期:2025年3月28日
経過措置:2032年3月31日まで旧表示の継続が可能
内容:これまで免除されていた「栄養強化目的の添加物」も原則として表示が必要になりました。栄養強化を目的とした添加物が「使っているのに表示がない」「表示されていないから入っていないと誤解される」ということが起きていたため、消費者が食品内容を正確に判断・比較できない要因とされていました。
個別品目ごとの表示ルールの整理
施行時期:多くは2025年3月28日施行
例外:調理冷凍食品のみ2026年4月1日から
内容:品目別の表記基準(一般的な表示ルール(名称・原材料名・内容量など)だけでは不十分な食品について、個別に詳細なルールを定めた)を見直し、消費者の選択にとって必須でない情報は、一般的な表示ルールで対応する方向へ統合されました。
機能性表示食品の改正
施行時期:2025年10月1日公布・同日より適用
内容:機能性関与成分以外を強調する表現の扱いなどを明確化。科学的根拠の要件整理も進みました。「添加していない」「含まない」といった成分の強調表示が可能となるよう見直しが行われました。
参照:消費者庁ウェブサイト https://www.caa.go.jp/



