皆さんは、カンピロバクターによる食中毒をご存知ですか?
厚生労働省の食中毒統計資料によると、アニサキスやノロウイルスにつづいて、カンピロバクターによる食中毒発生事例が多いことが明らかになっています。
意外と多いカンピロバクター食中毒について、本記事ではその原因や症状、予防方法について詳しく解説します。
カンピロバクターとは?
カンピロバクターは細菌の一種で、家畜(ウシ、ブタ、ニワトリ)やペット(イヌ、ネコ)、野生動物等の腸管内に生息しています。
これらの動物にとっては病原菌ではないため、感染しても腸炎などの症状は出ません。
カンピロバクターは、日本国内で近年、最も多く発生している食中毒の原因菌の一つです。
カンピロバクター食中毒の原因
カンピロバクターに感染する主な原因は、生や加熱不十分な食肉、特に鶏肉を食べることです。
また、カンピロバクターに汚染された水や氷を飲んだり、カンピロバクターに感染した動物に触れた手で口や鼻に触れたりすることでも感染することがあります。
カンピロバクター食中毒の症状
カンピロバクター食中毒の主な症状は、下痢、腹痛、発熱、頭痛、倦怠感などです。
感染後、1〜7日間の潜伏期を経て発症します。
症状は、食中毒の原因となるカンピロバクターの量や、ヒトの抵抗力によって異なりますが、3〜6日間続きます。
また、カンピロバクターに感染した数週間後に、手足の麻痺や顔面神経麻痺、呼吸困難などを起こす「ギラン・バレー症候群」を発症する場合があることが指摘されています。
予防方法
カンピロバクターによる食中毒は、誰でもかかりうる病気です。
予防のために、鶏肉を食べるときは十分に火を通して食べ、食器やまな板、手をよく洗うことを心がけましょう。
具体的な予防方法
- 鶏肉は、75℃以上で1分以上加熱する。
- 食器やまな板は、流水でよく洗い、食器洗い機を使う場合は、高温で洗いましょう。
- 手を洗うときは、石鹸と流水で30秒以上洗いましょう。
カンピロバクターによる食中毒は、重症化すると命にかかわることもあります。
予防のために、上記のことに気をつけて、食中毒を防ぎましょう。
まとめ
カンピロバクター食中毒は、適切な治療を行えば、ほとんどの場合、完治しますが、重症化すると、ギラン・バレー症候群などの後遺症が残ることもあります。
食肉の調理や衛生管理には十分に注意しましょう。



